前日の天気は雨。予報では夜遅くまで降り続け、場所によっては強く降るということだったので、準備は何もせずに目が覚めてから決める事にして眠りについた。
目を覚ますと雨は止み、青空まで見えている。予報よりも降雨量は少なかったようで、我が家の前を流れる川の水量も普段とあまり変わりない。これなら全く問題ないだろうと準備を始め、秩父への向かって車を走らせた。
黄金週間も終わり渋滞が心配だった芝桜で有名な「羊山公園」前もすんなり通過。場所は先週と同じ渓とした。
今回は午後からの釣りとなるので、いつものバックパックではなく、Patagoniaの初期型Atomにした。Atomの中にはレインジャケット、ちり紙、ハイドレーションパック。釣りに関するものはPatagoniaのヒップチェストパックに入れた。
それらの荷物はOutdoor Research のトートバックに突っ込み荷室へ。
入渓してから竿を繋ぎラインを通す。フライはアダムスパラシュート。
一投目、いきなり出るが合わせる事ができず。さい先が良い。
そういえば昨年も同じ時期、同じ場所で良い思いをしている。これはいけるのではと釣り上がった。
その期待に答えるように「出る!」「出る!」「出る!」なのに乗らない、ばらす(泣。
さすがに集中力が切れ始めた頃、フライをエルクヘアカディスに交換しようと岩に腰を下ろすと真横にヤマカガシがいた。ちょっと驚いたが苦手ではないので「一枚!」。
子供の頃はよく捕まえたヘビ。その頃は無毒と言われていたが、後に猛毒だということが研究で判明した。その毒はコブラにも負けないらしい。しかし、毒牙が顎間接の側にあるので、よほど薄い部分を噛まれなければ大丈夫とのこと。
しかし岩をよじ登り目の前にいたら、無毒のアオダイショウでもビックリして滑落するかもしれない。そのほうが命の危険がありそうだ。
先週も同じ渓に入ったのだが、さらに新緑が美しい。道中の顔振峠から見た秩父の山々もとても美しく見えた。雲取も綺麗だろう。また登りたい。


Atomを背負った姿はこんな感じ。ランディングネットはヒップチェストパックに付いている首から下げるストラップにマグネットリリーサーを付けてぶら下げた。
写真のピンクは釣り券。かなり派手。遠くからでも確認出来る。昨年は一度も監視人にはお会いしなかった。平日釣行なのでそんなものだろう。

何度となくばらし、合わせ損ね、やっと釣れたイワナ。小さいけど嬉しい一匹。
昨年もこの渓には何度も入ったけど、夏になるとイワナが全く釣れなくなる。途中に砂防ダムもあるので、それより上流に遡る事はないのだから、どこへ行ってしまうのだろう?私が下手なので釣れないだけかもしれないが。

今日はこの一匹だけ。さらに釣り上がったのだが反応も減りデジタルカメラの時計を見ると16:00。
また来週もあるのだから、ここで納竿とした。一番の理由はフライの手持ちが無くなったから。今週こそはタイイングしないとダメそうだ。