09/05/11

今年初めての釣行に出かけてみた。場所はいつもの秩父。

仕事を11時になんとか切り上げ車を飛ばす。1時間半ほどで到着。

しかし、入ろうと思っていた渓には先行者の車がある。近くの渓に場所を変えて入るが反応がない。一度だけ出たのは小さく流れ込んでいた枝沢だけ。
早々に斜面を登り場所を変えることにした。


先程の先行者がいる渓に向かう。車を除くと作業服の上着と靴が置いてある。この感じだと地元の人が時間が出来たからって感じなので、そんなに奥まで入ってないだろうと歩き始めた。

入渓しようと林道から下を除くと小さいクーラーボックスを肩から下げた人が登ってきた。足元は長靴。やはり思ったとおり。

「どうです?」と聞くとクーラーボックスを見せてくれた。ヤマメが5匹ほど。
「どこまで?」と聞くと「橋まで。そこから先に入ればいいよ」と言われた。

橋まで林道を歩き入渓。まぁ、橋の手前からやってみようとキャストするといきなり出た!心の準備が出来ていない。合わせたけどヤマメ特有の「グリングリン攻撃」でばれる。
「なんだよ〜」と自然に声が出ていた。悔しいけど何だか嬉しい。実は昨年訪れた時、この渓の変貌にがっかりした。林道の土砂崩れ防止工事の為、渓に土砂が入り全体的に浅くなってしまっていたのだ。そのせいか魚が全く見られず釣れなかった。それが昨年の台風で流されたようで少し回復し魚も多く見られた。


今日は、あの先行者以外に誰も入っていないようでクモの巣が多い。ラインはもちろんウェーダーもクモの巣だらけ。クモの巣に捕まった虫たちも付いてくる。その多くはカゲロウ。黒っぽいものが多い。我が家にもいろいろ飛んで来るけど最近はトビゲラ。ヒゲナガって言われているやつかな。

何度となく「出るばらす」を繰り返しながら竿を降り続け遡る。フライもパラシュートが良いのかエルクヘアカディスが良いのかと取っ替え引っ替え。変えても出かたに変化は見られないので何でも良いのかもしれない。
大岩に隠れてキャストすると沢尻で出た。合わせも決まるが下の落ち込みに入ってしまい流れに乗って走られる。自分も飛び降り追っかけるようにネットに納めた。まぁまぁのサイズ。素直に嬉しい、いや嬉しかった....。
この魚を釣り少し遡ったところにある滝壺の上でフライを交換していてなんとなく下を見ると白泡が消えるあたりにユラユラと黒いものが見える。ゆっくり浮上してきた黒いものは35cmほどはあるヤマメ。こちらには気付いていないようなのでニンフに替えってって思ったけど、もし釣れてしまっても絶対に取り込めないので諦めた。次回に取っておこう。

そんな楽しみが増えた釣行でした。