このところだいぶ秋めいてきたけど、夏の忘れ物である「新潟のイワナ釣り」に出かけてみた。 本当は8月中に訪れたかったのだが、休みのたびに雨が降ったりして予定が流れた。雨での釣りは前回訪れた時に恐い思いもしたので無理には出かけなかった。前回からだと約2ヶ月ぶり。その間は秩父にも行ってなかった。本当に久しぶりの渓流釣りとなった。 そんなこともあり中途半端に準備がしてあったので、出発前は逆に大変だった。フライは巻いてある?たしかリーダーは繋いでおいたよな、ウェーディングソックスは入れたっけ、などなど。こんな時のほうが忘れ物が多いので注意だ。
営業車として人気のサクシード、プロボックスだけど、もっと若い人にも乗って欲しいと思った。4駆もあるからスキーやスノーボードにだって最適だろう。ただ、発売が7年前だから買おうと思う人は少ないだろうなぁ。営業マンも「最近はあまり出ないもので」と納車日を決める時に悩んでいたし。ある程度の台数の発注がないとラインに割り込めないそうだ。
この写真を撮ったのは朝の4時頃、この後、寝袋に入り直しウトウトしていると車の音がしてサクシードの脇を通過していった。「なに!」すぐに飛び起きて準備を開始。5時半には林道を登り始める。たしかこの上にも駐車出来るけど...。 そのスペースに行くと二人の男性が準備をしていた。聞けば沢登り。まぁ途中で登ってきても30分くらい昼寝をしてれば大丈夫だろうと気楽に考えて「途中で会っても遡ってくださいね」と言って先に入った。
すると突然前から見覚えのある人が二人、顔の前で手を合わせて「すみません、すみません」と言っている。俺の坊主頭を見て坊さんにでも思ったのか?しかも小滝の近くだったので言っていることが聞き取れない。釣りの邪魔をしてはいけないという感じで近づいてもこないし。どうも下るらしいということだけは理解できた。 その二人の足跡が消えてからは少しだけ反応が出るが、ことごとく針がかりしない。 20分ほど経っただろうか。また、あの二人組が上がってきた。どうも忘れ物を取りに戻ったようだ。しょうがないので写真のナメのところで先を譲る。「ヒトガイイ」と時々言われるが、この時は自分もそう思った。
ここでも15分くらい休んでいただろうか。でもね、やっぱり釣れないのよ。全く出ない。もうさすがに嫌になって、スリット堰堤の下をやることにした。それと滝まで登ったんだけど、高巻するのにトラロープで10m近く登らないとならなかったのもある。沢登りの人からも「滝までですよね」と言われたし。装備を見て言ったんだと思う。彼らはザイルやハーネス、ヘルメットも持っていた。
今回は平日で滅多に人に会うことがない自分にとって沢屋さんに会ったのは良い経験だったと思う。相手も良い人達だったからトラブルにもならなかったしね。本当は「なにやってんだよ!」と二回目に登って来たときに言っても良かったのかもしれないけど。 ここも今月末で禁漁。次回は来年になりそうだ。車中泊の楽しさも思い出したので、ちょっと通いたい気持ちになった釣行でした。