*06 10/09

体育の日で妻は休日、私はoffの日なので一緒にハイキング出かけてみました。
歩くルートは飯能市(旧名栗村)有馬ダムー仙岳尾根ー棒ノ嶺ー権次入峠ー岩茸石ー白谷沢ー有馬ダム。だいたい5時間ほどのコースです。
棒ノ嶺は東京都と埼玉県の境にあり、どちらかもアプローチしやすいコースとなっています。


有馬ダムに車を置き、11時前に出発。仙岳尾根の入口となる管理釣り場を目指します。
管理釣り場に着いたのですが、登山口が見つかりません。釣り場の女性に聞くと「釣り場を横切った所にあるけど、最近は登る人が少なく荒れてるよ」との事。数年前には滑落して救急車騒ぎにも起きたそうです。

管理釣り場の方の許しを得て、入らしてもらうと、ボーボーの藪の中に看板を発見。やはり登る人は少ないようです。
藪は直ぐにきれたのですが、その後が少し険しくガレ場もあり、妻も一緒なのでゆっくりと歩みを進めました。

途中何カ所がルートがはっきりしない場所があり、一度だけ斜面をトラバースして元に戻ったりしながら上を目指します。仙岳尾根は全体的に写真のような感じ。まあ「関東ふれあいの道」のような階段との「ふれあい」が無いだけ気分は良かったですけど。

登り始め1時間ほどするとバイクの排気音が微かに聞こえてきました。はて?と地図を見ますが林道はありません。しかし、木々の隙間からガードレールが見え始め、いきなり林道へ出てしまいました。
地図の発行年月日を見ると1990年。無理もないです。この林道の為か、地図と実際のルートが変わっており道に迷った気分。

半信半疑のまま登り続けると、登る予定ではないピークに上がってしまいました。しかし、目的地である棒ノ嶺までの間にも合流するルートは無かったので合っていたようです。
この時点で12時半。ここで昼食と思ったのですが、全くの展望も無し。折角なので棒ノ嶺頂上で昼食にすることにし、先を目指しました。

登り口から棒ノ嶺まで全く人に会わずに登ってきたのですが、棒ノ嶺頂上に着くと驚くほどの人の数。これから下る予定の「関東ふれあいの道」から「ふれあい」ながら登ってきた人々のようです。

今回は妻と一緒なので、インスタントラーメンではなくホットサンド!歩く事よりも、こちらがメインだったのかも。
しかし、この「トラメジーノ」というホットサンドメーカーの重いこと重いこと。スノーピークさん、もっと軽く作ってください。

焼き上がりは、こんな感じ。中身は普通のスライスチーズと普通のハム。凝ったものではなくても十分に美味しかったです。
コンビニ弁当を頬張る人々の、弁当と同じくらいの冷たい視線を受けながら、熱々のホットサンドを湯気を上げながら頬張りました。

今回も、こいつには少しだけがんばってもらいました。スープ用のお湯を沸かす仕事だけ。なのに、アルコールを吹き出し炎を大きく上げ安定性の無さをさらにアピールしていました。

棒ノ嶺からの下りは関東ふれあいの道特有の階段となりました。
階段は所々抉れたり掘られたりで歩くペースがつかめません。何しろ最悪。
一時は、仙岳尾根を登った事を後悔しましたが(ルートが不鮮明だったりして)、この階段を下りながら「こっちからでなくて良かった」とつくづく思いました。

そして、このルートで一番楽しみにしていた白谷沢のゴルジュ地帯...、ヤバイ!冠水してる。
棒ノ嶺で子供達の「お母さん、靴下乾いた?」という声を聞いていたのですが、まさかここで濡らしたとは。
独りなら岩飛びでどうにか濡れずに済む程度だったのですが、妻と一緒だったので石を投げ込み足場を作ったり、手を差し伸べたりしてる間に微かに靴とズボンの裾が濡れていました。
こんなに努力したのに妻は「あ!」という声と共に何でもない場所で足を滑らせ靴をびっしょり。しかも二回も。
次回はゴアテックスの靴でも買ってください。モントレイルのストラトスの22.5cmなら激安で売ってますよ。羨ましい。

16時半、山の中が薄暗くなり始める頃、どうにか有馬ダムに到着。
今回歩いた尾根を秩父・奥多摩方面に登っていくと雲取山へと至ります。奥多摩からアプローチして雲取で一泊、その後、もう一泊して、ここに降りるという出来もしない妄想をしてしまいました。