憧れだった雲取山も登ったので、秩父の渓に出かけてみた。

解禁から2ヶ月。釣りへの欲が全く湧かず、このまま釣りをやらずに一年過ごすのではないかと思ったが、行こうと決めた途端、釣りへの気持ちが戻ってきた感じだ。

最初に入った渓は憧れの山からの流れが集まった川。
しかし、ここで失敗してしまう。私が入渓場所を間違ってしまったのだ。やっとの思いで下ったが水量が少ない。見たことのない堰堤が見える。取水ダムの下に出てしまったのだ。
下った道をヒイヒイ登り、車まで戻りさらに上流を目指す。この間に車が何台も通り厳しさが増す。
なんとか正しい?入渓ポイントから入るがエサ釣りの人とバッティング。トラブルを避ける為と疲れ癒す為にアルコールストーブで湯を沸かしココアで休憩。ULAの浄水器「Amigo Pro」のテストをするが上手くいかず。すぐ側の沢から流れる水を汲み難を逃れた。
ココアを飲みながら準備をするがさらにトラブル発生!本日、ご一緒したKmuraさんのロッドティップが折れていた。足場が悪いところで滑った時に折ってしまったようだ。ダクトテープで平行継ぎにして応急処置。
入った渓は瀬が多く全く反応が無い。気分は落ち込むが、見上げると若葉が萌え心が洗われる。

しばらく釣り上がるがダメそうなので、退渓できそうな場所から違う渓に向かう事にした。
ロッドを片付けているとエサ釣りの人が下ってきた。同じ場所から退渓するそうだ。釣果を聞いてみると「小さいけど数匹のイワナが釣れた」とのことだった。
この渓はヤマメだと思っていたがイワナが多いというのを聞いて、ちょっと嬉しくなった。

車で数十分移動し入渓。
しばらく釣り上がるか全く反応がない。同行のKmuraさんには一度反応があったそうだ。

さらに釣り上がると先行していたKmuraさんが岩に腰掛けて休んでいた。聞けば目の前の落ち込みで2度ほどチェイスしてきたとのこと。
「やってみてよ」と譲っていただいたので遠慮無くニンフを打つ。全く反応なし。
次のキャストで木に引っかけてしまいロスト。フライパッチに付いているエルクヘアカディスを結びキャスト。
変えて一投目、後方5cmほどでいきなり出る。すぐに打ち直すと激しく出てロッド絞り込まれた。
どうにか取り込みサイズを測ると25cm。サイズよりも体高、幅のあるイワナだった。

その後は全く反応がない為、近くの渓に移動。
入渓してすぐKmuraさんにヤマメが釣れる。この渓は裏切らない。
ここで先頭交代。すると私に写真のヤマメ。
この渓に入ると虫が多い。ライズも見ることができた。
その後、先頭交代でヤマメ。
その後、反応が少なくなり日が傾いてきたので納竿とした。

久しぶりの渓流釣りはやっぱり楽しい。釣りだけが楽しいのではなく山の中にいるのがものすごく楽しい。
これはハイキングするようになって強く感じるようになった。
もちろん来週も渓に入るつもり。午前中ハイキング、午後は釣り。しかも車中泊というフルコースも計画中。
どこの渓に入るか、いまから楽しみだ。