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毎年恒例の春休みに雲を取りに出かけてみた。
本当は単独テント泊を計画し、それに向けて少しづつ準備を進めてきたが、年に数回しかない連休の為、妻へのサービス?もしなくてはならないので妻と一緒の山小屋泊へと計画変更となった。
ルートは
三峰神社駐車場-霧藻ヶ峰-お清平-白岩山-芋ノ木ドッケ-大ダワ-雲取山荘-雲取山
このコースのピストンとした。
雲取山荘へは一週間前にメールで予約。翌日には返事があり、個室利用可能と返事を頂いた。
このメールの数日後、急激な冷え込みと雨。我が家から見える奥武蔵の山々も雪化粧している。雲取山荘のサイトで確認すると「40cmの積雪」。キャンセルも本気で考えたが、その後の暖かさで溶けたとの情報を得たので決行となった。
我が家を6:00に出発。三峰神社に7:40。ゆっくり準備をして8:00に歩き始めた。駐車場から見える山々には雲がかかり雲取山山頂を見る事は出来なかった。
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前回、前白岩山まで歩いた時と同じように鳥居で入山届けを出す。
その後、二股檜、炭焼平までは檜や杉の植林帯の緩やかなトレイルを歩く。このあたりまでは妻のペースも良く気持ちよいハイキングだった。
今回の私の装備は
バックパック
・ULA-Equipment Conduit
シューズ
・Montrail Stratos XCR
アンダー
・ファイントラック フラッドラッシュスキン
・モンベル L.W.シャツ(10年もの)
・モンベル サポーテック タイツ
アウター
・モンベル シャミース ハイネックインナーシャツ
・Patagonia R4 Lightweight ベスト
・モンベル ライトシェルジャケット
パンツ
・ファイントラック ストームゴージュパンツ
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左に大血川が見え始める地蔵峠への登りで妻のペースが「ガタッ」と落ちた。休みながら佐渡島に旅行に出かけた父と母に妻がメールを打つ。「すでにバテバテです」送信!
休み休みで地蔵峠に到着。妻は地蔵さんに手を合わせていた。「この人に無理矢理、登らされています!」
そんな妻の装備は
バックパック
・OSPREY Aura 35
シューズ
・Montrail CTC Mid XCR
アンダー
・モンベル ジオラインL.W.ラウンドネックシャツ Women's
・ワコール CW-X エキスパートモデル(ロング)
アウター
・Marmot Women's Power Stretch Top
・Patagonia R2ベスト
・Marmot Women's DriClime Jacket
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地蔵峠から少し登ると三角点のある霧藻ヶ峰。前回訪れた時と同じアングルで撮影してみた。
あの時は20cmほどの積雪があったりクランポンを付けていた。
三角点から少し下ると秩父宮様のレリーフのある霧藻ヶ峰休憩所。
トイレの前で「おばさまダブルポール集団」とすれ違う。あまりの迫力に目を丸くする妻。
ここで前日に三峰から登り、テント泊してきた男性二人組に先の様子を聞く。「昨日に比べると嘘のように雪が溶けた。昨日は本当に大変だった」とのことだった。
霧藻ヶ峰休憩所から下るとお清平。この先から本格的な登りが始まる。
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前白岩山の肩あたりまではヤセ尾根の急坂が続く。完全に妻の動きが止まる。少し歩いては休み、少し歩いては休むの繰り返し。本当に登り切れるのか心配になるほど。
どうにかこうにか白岩小屋に到着。ここで昼食とした。おむすびとタマゴスープ。
その臭いを嗅ぎつけた親子のシカが現れた。野生とはいえない状況に悲しくなる。「シッ!シッ!」と言いながら片付けをして出発。 |
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白岩小屋からの登りで雪が多くなりクランポンを装着。私はKahtoola Traction System (KTS)。妻はカジタックス FB6。カジタックスの黄色いベルトが眩しい。黒いベルトにしてほしいところ。
ゲーターは私がOutdoor Research Cascadia Gaiters。妻はモンベルGore Tex ライトスパッツ セミロング。
雪はトレイル脇の多いところで30cmほど。ほとんど踏み跡があるので問題はない。
今回、雪が多いとの情報からトレイルバスケットをスノーバスケットに交換してきたが、トレイルバスケットでも全く問題なかったと思う。
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やっとのおもいで白岩山。山頂は展望もない為、少し休憩して出発。芋ノ木ドッケへ下る。
妻は下るのは楽だが勿体ないと愚痴っていた。かなり疲れているようだ。
下りきって芋ノ木ドッケ。ここからは巻き道で大ダワを目指す。しかし、この巻き道が辛かった。左の写真のようなトレイルなら楽しいのだが、積雪と荒れた岩場、木の階段でだいぶ体力を消耗してしまう。
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巻き道が終わったところでクランポンを外し、大ダワまでは楽に歩ける。
大ダワの分岐では尾根上を歩く「男坂」と巻き道である女坂?に分かれるので悩むことなく巻き道。ここからは妻が先頭を行きペースも上がった。どうにか雲取山荘に予定時間の30分遅れで着けそうだ。
途中、数カ所で倒木がトレイルを塞いでいた。どうやら雪の影響らしい。私がやっと超えた木の下を小柄な妻が素早く、くぐってかわす。 |
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15:20 やっと雲取山荘に到着。
写真を数枚撮って中に入り受付を済ます。今日の宿泊者は我々を含め5名だった。
今日はヘリコプターによる荷揚げがあり、片付けに大忙し。ちなみにヘリコプターだと三峰から5分とのこと。
部屋には豆炭のコタツがあり夕飯までの時間、昼寝をしたり廊下の本棚にあった山と渓谷を読んで過ごした。
妻は「登れてよかった」と言っていたが本当に大変なのは、これからだとは、この時、二人とも思っていなかった...。
二日目へ続く
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